平成29年度大同生命厚生事業団より助成。
平成29年度大同生命厚生事業団から地域保健福祉研究助成を受けることになりました。
【研究テーマ】
「地域共生社会」の実現に向けた、非専門職と専門職による家庭的支援の取り組み
【研究期間】
平成29年9月から平成30年8月まで
【研究目的】
単身・高齢・障がいなど社会的に孤立する要素を多く抱えた人たちが生活する大阪市西成区(釜ヶ崎)を中心に「フォーマル」か「インフォーマル」か、「専門職」か「非専門職」かで「支援」の線引きを行うことなく、「家族的支援」を行っているグループに注目し、「地域共生社会」の実現の可能性を模索する
【研究計画】
①大阪市西成区(特に「あいりん地区(釜ヶ崎)」)でフォーマルなサービスに加え、インフォーマルなサービスを受けながら、単身で生活している人たちから聞き取りを行う
②大阪市西成区でサービスを提供している「非専門職」と「専門職」から聞き取りを行う
①と②より、「家族的支援」の内容を明らかにし、支援を受ける側、支援をする側、それぞれが考える長所、短所を明らかにする
③大阪市西成区以外にも「家族的支援」を行っている地域・団体を見学、支援の特徴、上手くいっている点、課題など聞き取りを行う
3つの聞き取りの結果を受け、「家族的支援」について整理する。また、サービスを受けている人たちに留まらず、地域社会にどのように還元されているのか今後の可能性を考える
【助成金額】 30万円
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大同生命厚生事業団から助成金を頂くのは今回で2度目です。前回は平成18年度。テーマは“治療を中断したアルコール依存症者に対する再介入の技法の開発-具体的な事例を用いて―”です。
助成金を頂いた当時のこと、支援の中で悩んでいたこと、事例として紹介したケースのこと、昨日のように鮮明に覚えています。
11年間という月日が流れ、所属する組織がかわり、立場もかわりましたが、同じ地域で活動をし、平成18年度の時もそうですが、自分たちがやっていることに対して、立ち止まって、振り返り、考える機会を提供して頂いたこと感謝いたします。